FP教材で使用している無料PDF変換・編集サービス

私は、1級・2級・3級の全てのFP試験の過去問解説をサイトで無料公開していますが、解説文をPDFにまとめて無料配布もしています（一部有料です）。

一旦Wordに記述した過去問解説集を、PDFに変換しているんですが、わざわざAdobeAcrobatのような有料の変換ソフトを買わなくても、無料で変換できるフリーソフトやオンラインサービスがあります。

個人レベルでの使い勝手のよさなら、むしろ有料ソフト以上かもしれません。

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PDFに「印刷」できる「CubePDF」

一番しょっちゅう使っているのが、「CubePDF」です。

フリーソフトですので、機能は限定されていますが、単純にWordファイルをPDFに変換するだけなら、全く問題ありません。

使い方は、公式サイトからインストールファイルをダウンロードしてインストールしたら、変換したいWordファイルを「印刷」するだけ。

通常の紙を印刷するときと同じように、Wordファイルを印刷すると、プリンターを選択するところに、「CubePDF」が追加されていますので、選択して「印刷」ボタンを押します。

すると、CubePDFが自動的に起動するため、PDFファイルの保存場所を選択して、「変換」ボタンを押せば、数秒後にはPDFファイルが出来上がります。

ネット環境が不要で、wordの画面からそのまま変換作業が可能なため、最も重宝しています。

目次も変換可能な「Word PDF 変換」

また、「FP試験マンガ！」で販売中の「FPまとめ解説」では、解説文の文章量が非常に多いため、目次機能を使って該当ページに一気にジャンプできるようにしています。

便利なCubePDFですが、機能が限定的なため、目次付きのWordファイル（目次をクリックすると、該当ページにジャンプ可能）なんかは、該当ページへのジャンプ機能が削除されてしまいます。

そこで、こうしたWordの機能を損なわず、無料でPDF変換できるのが、「Word PDF 変換」です。

こちらはオンラインサービスですので、ネット環境は必要ですが、面倒なインストール作業や会員登録も不要で、変換したいWordファイルを画面に放り込むだけでPDF変換が可能です。

しかも、wordの目次機能もそのまま生きたまま変換されるため、とてもありがたく使わせてもらっています（運営者さんに感謝です。）。

しかも、ページ上部を見れば分かるとおり、WordだけでなくExcelやjpgからのPDF変換や、PDFの結合や圧縮、ロック解除なんかもブラウザ上で出来るので、PDFを使った作業は一通りこのサービスで完結させることができる、本当に便利なサービスです。

PDFに書き込みできる「PDFescape」

最後に、FPの過去問解説では使っていないんですが、お役所向けの書類を提出するときに便利なのが、「PDFescape」です。

このサービスに自分の持ってるPDFファイルをアップロードすると、オンライン上でPDFに書き込みしたり、消しゴム機能で文字が消したりできる、編集機能を使うことが出来ます。

この機能、普段の仕事ではあまり使い道はありませんが、年末調整で会社に提出する「保険料控除申告書」や、「扶養控除申告書」に記載するときに役立ちます。

見ての通り、とってもとっても記載欄が小さくて、手書きだとすごい苦労するんですよね、コレ。

会社によってはEXCEL形式だったり、書き込み可能なPDF形式でくれるところもあるでしょうが、大半の会社では紙で渡されるんじゃないでしょうか？

そんなときは、まずはもらった申告用紙をスキャナで取り込んでから、「PDFescape」にアップすれば、文字サイズも自由自在、好きなところに好きな文字サイズで書き込んで、ダウンロードすることが出来ます。

英語のサービスですが、すごく難しい英単語が並んでるわけではないので、落ち着いて書いてあることを読めば、それほど迷わずに操作可能です。

PDF関連は他にもたくさんの無料サービスあり

PDFは非常に多くの仕事場で使われているため、このほかにもたくさんの無料ソフトや無料サービスが充実しています。

ここに紹介したものはほんの一部ですので、PDFを使う仕事上で「ちょっと○○できればいいんだけど・・・」と思うことがあれば、一度検索してみると、案外すぐに解決策が見つかるかもしれませんよ。