23区の保育園の空き数は、4月が一番多くて年末に向けて段々減る

私が運営する東京23区保育園マップでは、毎月10～12日頃に、23区の保育園空き状況をまとめて掲載しています。

かれこれ約1年くらい毎月の更新を続けてきたところ、1年における保育園の空き状況の推移が分かってきました。

まぁある意味当たり前なんですが、4月が一番空き数が多くて、そこから先はほぼずーっと空きが減っていくんです。

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早生まれは生後数ヶ月で預けるか、もしくは待機児童確定

こちらが、これまで約1年半、空き状況の集計を続けたきた結果をまとめたグラフです。

2月と3月は区が空き状況を発表しないことが多いため、そこだけ抜けています（この時期は進級・卒園シーズンなので、行政も集計していないのかも）。

グラフを見て分かるとおり、3月末で各年齢のクラスの子どもたちが進級・卒園するため、4月は一時的に空きが急増しますが、そこからはほぼ毎月空きが減っていきます。

3月の進級・卒園以外では基本的に空きが発生しないので、年度の途中で入園するのは毎月難しくなっていくわけですね。
従って、よく言われるように、早生まれの子どもは保活に不利となるわけです。

つまり、例えば1～3月生まれの場合、4月に預けようにもまだ生まれて数ヶ月ですし、そもそも4月入園の申し込みは前年の11～12月しか受け付けていません。
また、1年育休取ってから子どもを預けようとすると、今度は最も激戦区の1歳児クラスに挑まないといけなくなります。
（待機児童になれば育休延長できますが、大抵子どもが1歳半になるまでで、その間にも空き数は毎月減っていきます）

しかし、4～6月生まれなら、1年近く育休を取ってから1歳児クラスよりは競争率の低い0歳児クラスに入園申請することになりますので、早生まれよりは好条件というわけです（それでも競争率は高いでしょうけどね。）。

従って、早生まれの子どもの場合、認可保育園に預けたければ、生まれて数ヶ月で職場復帰して4月入園を目指すか、半年くらい育休取った後、認証保育園や認可外保育園に預けて職場復帰して、認可に入るためのポイントを稼いでから、4月の認可保育園への転園を目指す、という流れになるわけです。

4月の空き数が多くてもすぐ入れるわけでもない

また、4月の空き数が多いとはいっても、単に集計した時点で空きがあるというだけで、入園希望者がいない、というわけでもありません。

実際にはその保育園の空きに順番待ち家庭がたくさんあるわけで、だからこそ毎月空きが減っていくんですよね。

それでも、改善のきざしはあるかも

ただ、待機児童問題が大きくなってきて、23区も対策に乗り出してきており、このグラフ上でも2013年に比べれば、全体としての空き数のボリュームは増えています。

一朝一夕には解決しないでしょうが、毎年少しでも前に進んでいって欲しいですね。

これからも東京23区保育園マップでは23区の保育園情報を追いかけます。